前回はENS(Ethereum Name Service)(イーサリアムネームシステム)(イーエヌエス)を設定しましたが、今回は既存のドメインをENSとしても使用できるように設定していきます。
現時点(2021年11月16日)では .com .org .io .app .xyz .artのみ設定できます。
既存ドメインをENS化することで、仮想通貨の受け入れアドレスをドメイン宛に着金できるようになります。
ドメイン管理サイトで設定する
ENSの管理画面でドメインを入力すると、ドメインの管理画面で設定をしてくださいと催促されます。

ドメイン管理(お名前ドットコムなど)にてENSにする為のDNS設定をしていきます。
ENSを設定するには事前に、DNS設定/転送設定をドメイン管理側で行う必要があります。
お名前ドットコムの場合は月額110円のコストがかかります。
※お名前ドットコムでのDNS設定/転送設定はこちら
今回はお名前ドットコムでの設定を例に進めていきます。
お名前ドットコム>ネームサーバー設定>対象のドメインを選択する

DNSの設定画面が開いたらDNSレコード設定を利用するの設定ボタンをクリックします。

DNS設定入力欄にホスト名”_ens”、TYPEは”TXT”、TLLは”3600”、VALUEは”a=イーサリムアドレス”を入力して追加します。
設定が完了すると、約1日後に反映します。
ドメインをENS化する
反映したらENSサイトを開きます。

ドメイン管理画面にて設定したドメインをENS検索欄に入力します。
検索する場合は設定したイーサリアムアドレスでログインしてください。

ドメインが反映されていたら”証明認証”のフェーズにすすめるので、登録ボタンをクリックします。
ガス代が掛かるので多めのイーサリアムをウォレットに入れておきましょう。

無事に認証されたら管理画面で確認ボタンを押します。

これでドメインをENSとして操作できます。
詳しいENSの設定は下記ページで説明しています。
最後に
ドメインもENSとして扱われる所がどんどん増えてくるのではないかと予想しています。
法定通貨のCBDC化も進んでくると予想されるので、今後の未来として会社の入金口座としての機能として利用される可能性があります。
銀行口座というものも意味をなさなく未来が来るかもしれません。