前回はENS(Ethereum Name Service)(イーエヌエス)を取得したところまでやりました。今回はENSについての細かな設定を実際やっていきましょう。
ENS設定画面について
早速ENSの管理ページに入り設定をしていきます。
管理画面が開きますと、Metamask(メタマスク)の承認が立ち上がります。(前回承認済みの場合はすでに承認済みになっていると思います。
右上にマイENSがあるのでクリックします。
前回取得したENSが下部に表示されていると思います。
そのENSをクリックし設定画面に進みましょう。
管理画面が開くといろいろ設定でくる部分が出てくると思います。
登録者とコントローラ、ADDRESSESのETHには自分のイーサリアムアドレスが表示されていると思います。これが初期の設定になります。
登録者(オーナー)を変更する
登録者についてはENSの正式な所有者になります。
ENSをNFTとして保有することができるユーザーで、ENSを設定できることと対象の人にNFTとして譲渡出来る唯一の存在です。
譲渡ボタンを押すとNFTを譲渡する対象のイーサリアムアドレスを指定できます。
Trust wallet等のNFTが管理できるウォレットでも送金と同じような操作で同じようなことが出来ます。
コントローラーを変更する
コントローラーは譲渡以外の全てを設定できるユーザーです。
初期設定では登録者(オーナー)と同じイーサリアムアドレスになっています。
コントローラーを設定することによって、イーサリアムウォレットにイーサリアムが大量に保有しているアカウントに紐付けてガス代管理をしたい場合に使用したり、登録者が自分が所有して、その親族に使わせたい場合には重宝すると思います
コントローラー横の設定ボタンを押すと、コントローラーを変更できる入力欄が出現するので、コントロールさせたいイーサリアムアドレスを入力して設定できます。
有効期限を増やす
有効期限の更新ボタンを押すことにより、今設定している有効期限を増やすことが出来ます。
イーサリアムの価格が上昇して資金に余裕が出た場合やガス代が安くなった時期を見計らって設定するといいでしょう。
また更新忘れを防止するために、リマインダーをクリックすることで、Eメールやグーグルカレンダーなどに通知設定することが出来ます。
今回はGoogleカレンダーに設定して、更新忘れ防止をしています。
アドレスやENS情報を登録する
今度は仮想通貨のアドレスやENSにアバターやSNS情報を登録していきます。
仮想通貨アドレスはマルチアドレス対応になっているので、イーサリアムの他、ビットコイン、ライトコイン、リップルなどのアドレスも登録できるので、Trust walletなどのマルチアドレス対応のウォレットで使用することが出来ます。
仮想通貨アドレスを追加する
まずはビットコインのアドレスを追加してみましょう。
レコードの右側のADD/EDIT RECORDをクリックし、編集モードに切り替えます。
編集欄にETH、BTC、LTC、DOGEのアドレス入力欄が表示されていると思います。
BTCの入力欄にビットコインのアドレスを入力すればOKで、アドレスに不正がなければ入力欄の右側にチェックマークが入ります。
また、標準に表示されていないコインがあれば、add recordのプルダウンからaddressesを選択し
coinのプルダウンから対象のコインを選びます。
今回はxrp(リップル)を追加してみましょう。
Please select a coinの欄にリップルのアドレスを入力して
Saveボタンを押せばアドレス欄に追加されます。
この様にアドレス欄に追加されチェックマークが入ってますね。
これを応用して自分の好きな仮想通貨のアドレスをドンドン登録していきましょう。
分散型WEB(IPFS)のURLを登録する
ENSではIPFSシステムを使用した分散型WEBのドメインとして使用することも出来ます。
abcdf.eth であれば https://abcdf.eth.link で分散型WEBにアクセスすることが出来ます。
コンテンツ欄にIPFSのアドレスを入力します。
IPFDのアドレスに不備がなければチェックマークが入ります。
アバターやSNS情報を明記する
ENSには仮想通貨のアドレスだけではなく、メールアドレス、アバター画像、SNS情報、自己紹介などを書き込むことが出来ます。
上から順に、メール(mail)、ホームページアドレス(url)、アバター画像(avatar)、自己紹介(description)、おしらせ(notice)、キーワード(keywords)、ツイッターID(com.twitter)、GithubのID(com.github)となります。
上記のように入力していき、問題がなければチェックマークが入ります。
尚、アバターはURL方式となっており、どっかのサーバーに上がっている画像URLを拾ってくる必要があります。サーバー設定ができないのならば画像URL化サービスを使うのも手です。
アバターを設定すると、イーサリアム標準のサムネイルがアバター画像に変更されます。Openseaなどで同様のアバターが表示されます。
今後はNFTのアバターを設定できるようになります。
すべての設定が完了したらConfirmボタンを押してENS設定をブロックチェーンに書き込みます。
Metamask(メタマスク)が起動しますので指示通りに進めていきましょう。
これで中身の設定は終わりです。
イーサリアムアドレスをENSに書き換える
ENSの中身を編集したら、イーサリアムアドレスをENSに書き換える作業もしていきましょう。
ENSに書き換えるとEtherscanなどに0x12abではなくasdfg.ethのように表示されます。
管理画面のトップに戻り、マイENSをクリックします。
イーサリアムアドレスのすぐ下にReverse record: not setの水色の欄があると思います。
そのSelect your ENS nameのプルダウンからadressesに登録されたイーサリアムアドレスが選ぶことが可能です
希望のENSを選ぶことが出来たら、Saveボタンを押してブロックチェーンに書き込みます。
そうするとReverse record: not setがReverse record: xxxx.ethに変わりますのでこれで完了です。
xxxx.ethと変わっているのでみやすいですよね。
これをすることでこのアドレスは私のものと主張できUniswapなどでは見やすく、Ethscanでは見つけやすくなります。
最後に
今回はENSを設定することが出来ましたが、これには大きなリスクもあると思っています。
ブロックチェーンの特性上プライバシーが完全にオープンになってしまい、ウォレットの残高やメールアドレスなどが丸わかりになってしまいます。
私としては、公開用とプライベートの2つを作ったほうがいいかと思っています。
イーサリアムアドレスとENSに書き換えるか書き換えないかも公開情報同様に慎重に検討したほうがいいですね。
ビットコインは仮想通貨の基軸通貨とも言われており、基本的にどの取引所でも取引できます。
同じビットコインでも、取引所の使い勝手やサービスによって自身に合う取引ができるか異なるため、取引所ごとの特徴を掴むことが重要です。
ここではビットコイン取引におすすめの取引所と、その特徴を紹介します。
bitFlyer
- 2014年からサービスを開始した老舗
- ビットコインやイーサリアムのレバレッジ取引にも対応
- 専用アプリではチャート分析まで可能
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインの取引量で6年連続国内No.1になった取引所です。サービスを開始したのは2014年と、国内取引所の中ではサービス歴が長く、メガバンクも出資していることから将来の成長性も見込めます。
専用のアプリは機能が充実していて、取引量のチェックだけでなくチャート分析まで行えます。
また、Brave(ブレイブ)ブラウザ閲覧報酬のBATを受け取れる唯一の取引所です。
さらにbitFlyerはセキュリティ対策にも力を入れており、これまでハッキングで被害を受けたことがありません。
1回でもハッキングされた所は避けたい」という場合は、真っ先に候補に上がる取引所でしょう。
取引所名 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
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最低取引数量(取引所) | 0.001BTC |
取扱通貨数 | 17通貨 |
取引手数料(取引所) | 0.01~0.15% |
入金手数料 | 銀行振込 : 無料クイック入金住信SBIネット銀行 : 無料住信SBIネット銀行以外 : 330円 |
出金手数料 | 220~770円 |
Coincheck
- マネックスグループ傘下の安心感
- 取引手数料・入金手数料が無料
- 最小500円でビットコインが手に入る
Coincheck(コインチェック)は、東証プライム市場に上場しているマネックスグループ傘下の取引所です。
アプリがシンプルで使いやすく、初心者から上級者まで人気があります。
すでに50万人以上のユーザーがコインチェックのアプリで取引していることからも、多くのユーザーの支持を得ていることが分かります。
取扱通貨数は17と多めで、「ビットコインから取引を始めて、ゆくゆくは他の通貨(アルトコイン)も取引してみたい」と考えている方におすすめです。
1回でもハッキングされた所は避けたい」という場合は、真っ先に候補に上がる取引所でしょう。
取引所名 | Coincheck(コインチェック) |
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最低取引数量(取引所) | 0.005BTC以上 かつ 500円(相当額)以上から |
取扱通貨数 | 17通貨 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
入金手数料 | 銀行振込 : 無料コンビニ入金 : 770円~クイック入金 : 770円~ |
出金手数料 | 407円 |
楽天ウォレット
【おすすめポイント】
- 楽天ポイントをビットコインに交換できる
- 最短即日で口座を開設できる
楽天ウォレットは楽天グループに属する取引所です。
楽天ポイントをビットコインに交換できるのがメリットで、最低100ポイントから1ポイント1円相当で交換できます。ある程度のポイントが貯まれば現金の出費なしで仮想通貨取引を始められます。
持っているビットコインを楽天キャッシュにチャージすることで、楽天市場での買い物に利用することも可能です。
取引で利益を得るだけでなく、買い物でも仮想通貨を利用したい方におすすめの取引所といえます。
口座開設は最短即日と非常にスピーディなのも特徴です。楽天銀行に口座を持っている場合は本人確認手続きが必要なく、楽天銀行に口座を持っていなくても「らくらく本人確認」を利用すればオンラインで手続きが完結します。
取引所名 | 楽天ウォレット |
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最低取引数量(取引所) | 購入:100円売却:0.0001 BTC |
取扱通貨数 | 4通貨 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 300円 |
LINE BITMAX(ビットマックス)
- 仮想通貨貸出サービスが利用できる
- スマホだけで簡単口座開設が可能
LINE BITMAX(ライン ビットマックス)は、LINEのグループ会社が運営する仮想通貨取引所です。スマホアプリ「LINE」のグループらしく、スマホだけで本人確認も口座開設手続きも完了させることができます。
保有している仮想通貨を貸し出して利益を得られるサービスも提供しており、長期的に稼ぐことも可能です。
公式ブログでは「ビットコインの仕組み・使い方」「本人確認の手順」などの基本的な内容を紹介しています。
仮想通貨初心者でも取引に必要な最低限の知識を身につけられるでしょう。
取引所名 | LINE BITMAX(ビットマックス) |
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最低取引数量(取引所) | 0.00000001 BTC |
取扱通貨数 | 6通貨 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 400円(銀行口座) |
GMOコイン
- 東証プライム上場GMOインターネットの傘下
- 取引手数料・入出金手数料・送金手数料が全て無料
- レバレッジ取引にも対応
GMOコインは「GMOインターネットグループ」を親会社にもつ仮想通貨取引所です。GMOクリック証券で培われた万全な管理体制と、抜け目のないセキュリティ体制が整っています。
取引手数料・入出金手数料・送金手数料が全て無料で、取引に余計なコストがかからない点も魅力的です。
レバレッジ取引にも対応しており、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
取引所名 | GMOコイン |
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最低取引数量(取引所) | 0.0001 BTC |
取扱通貨数 | 20通貨 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
bitbank(ビットバンク)
- 仮想通貨の取引量が国内トップクラスに多い
- 流動性が高いので、瞬時に売却・購入が可能
- 取り扱い通貨数が19種類と多い
bitbankは、仮想通貨取引量で国内No.1に輝いた暗号資産取引所です。
流動性が高いことで、値動きの激しい暗号資産を瞬時に売却・購入できる快適なトレードが実現します。
さらに「オフラインのコールドウォレット」「マルチシグ」によってセキュリティ面でも国内No.1の高い評価を受けている点もメリットです。
日本円の入金もリアルタイムで可能!土日を含めた24時間いつでも日本円を入金できるので、取引チャンスを逃しません。
取り扱い通貨数も19通貨と多いので、マイナー通貨を取引したい方にも向いています。
取引所名 | bitbank(ビットバンク) |
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最低取引数量(取引所) | 0.0001BTC |
取扱通貨数 | 19通貨 |
取引手数料(取引所) | メイカー:-0.02% テイカー:0.12% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 550円 770円(3万円以上)※日本円の場合 |