EOSアカウントの初期設定について
前回、仮想通貨EOS(イオス)のアカウントを作成しましたが、まだ安定してEOS(イオス)を扱うことが出来ません。
安定して使えるようにするために初期設定をする必要があります。
EOSのリソースを理解しよう
仮想通貨EOS(イオス)を安定的に使う為には、リソースを理解する必要があります。
リソースを設定するためには、EOS(イオス)をある程度の枚数を確保しておく必要があります。
私が推奨する最低のEOS枚数は約33枚を確保しておいたほうが良いでしょう。
理想としては300枚あればストレスなく運用できます。
その確保した枚数をステーキングしたりリソースを買ったりする場合に必要です。
それではリソースについて解説していきたいと思います。
CPU(シーピーユー)
CPU(シーピーユー)は送金やリソース確保などのアクションを起こす時に必要になってきます。
このリソースが最も重要であり、イーサリアムでいうGAS代(手数料)に相当します。
単位はms(ミリセカンド)で1msは約10EOSに相当し、EOSをCPUにステーキングすることによりCPU領域の確保が可能です。
1回の送金で約0.01ms消費しますが、送金が混雑していた場合は消費率は上がっていきます。
消費されたCPU領域は時間が経てば回復するので、CPU領域が回復すれば送金ができるようになります。
このリソースが一番消費しやすいものなので、33枚中30枚をステーキングしましょう。
NET(ネット)
NET(ネット)は送金時に必要になります。
単位はKB(キロバイト)で1KBは約0.001EOSに相当し、EOSをNETにステーキングすることによりNET領域の確保が可能です。
このリソースは送金しても消費率は0.01KB以下なので、33枚中1枚をステーキングすればいいでしょう。
RAM(ラム)
RAM(ラム)はEOSやEOS系トークンを保管する保管庫の役割を果たし、また、スマートコントラクトプログラムをEOSブロックチェーン上で走らせる場合にも消費されます。
単位はKB(キロバイト)で1KBは約0.05EOS(価格変動します)に相当し、EOSで購入することによって確保することが出来ます。
RAM購入の際は手数料が発生し、その手数料がブロックプロデューサー(ビットコインで言うマイナー)の一番の収入源になります。
このリソースは送金入金できる程度確保すればいいので、33枚中2枚で購入すればいいでしょう。
リソーススムーズモードを設定する
リソースを設定するためにはCPU、NETなどのリソースが予め必要になります。
リソースの確保にリソースが必要なの?という声が聞こえてきますがEOSの仕組みなのでこればかりは仕方ありません。
ならどうしたら良いのか?リソース領域を誰かから借りてくるしかありませんが、前回で作ったTokenPocket(EOS)ウォレットにリソーススムーズモードというリソースを購入するサービスがあるのでそれを最初に設定します。
前回作ったTokenPocket(EOS)ウォレットを開いてください。

右上の雷マークをタップします。

次の画面が開いたら、中央部分に4つのリソースを購入する選択ボックスがあるので、今回はリソースを設定するために少しだけ必要なので、一番右端の0.12EOS 30msを購入します。
その下にSelf、Otherのラジオボタンがありますが、Selfを選んであることを確認してください。
PAYボタンを押してリソースを購入します。

購入が完了したらStatusのつまみをクリックして右側に動かします。
これでEOSをステーキングする準備が整いました。
EOSをステーキングする
次は本題のEOSをステーキングしてCPUとNETを確保していきましょう。

最初の画面に戻り、雷のマークが黄緑色になっていたらリソーススムーズモードがONになっているので、灰色の場合はリソーススムーズモードの画面に戻ってもらいStatusをONにしてください。
雷マークが黄緑色になっていたら、Resourcesをタップします。

ステーキング設定画面が開きますので、CPUとNETに任意の枚数を割り振ります。(CPU割り振り多めが最適)
CPUとNETの容量が増えていたら割り振り完了です。
ステーキングを解除したい場合は、約3日間の保留期間があり、その間は送金などのアクションを起こすことが出来ません。
RAM(ラム)を購入する
次にRAM(ラム)を購入していきますので、Resourcesの画面を開きます。

開いたら上部からRAMをタップし、購入画面に移行します。

任意の枚数を入力して、自己にチェックが入っていることを確認して購入ボタンを押します。

RAMを購入したことによりRAMの容量が増えました。
すべてのリソースを設定したら、リソーススムーズモードを解除しましょう、このモードは非常時用に取っておきます。
EOSを送金してみる
最初の画面に戻り、送金をタップします。
転送をタップします。

送金先に相手先のEOSアカウント名を入力して、送金総額、取引所の場合は備考に取引所指定のメモコードを貼り付けて、確認ボタンを押します。

再度確認画面が出るので間違いなければ確認ボタンを押します。

これで送金完了です。

リソースを十分に確保できない場合
十分にEOSを保有していない場合があり、リソース領域を確保できない場合もあるとは思います。
その場合は、リソースの主軸をリソーススムーズモードだけで運用する方法が良いでしょう。
前払い制の手数料になりますが、手数料としてはかなり安く0.12EOSでも何回かの送金などのアクションが起こせるので、資金がない人はこの方法もおすすめです。
リソース領域は十分に確保しましょう
リソース、特にCPU領域は十分に確保しておくことが大事です。
私の場合はEOSを1000枚ほどCPUに割り当てているので、通常使いの場合は問題なく快適です。
資金がかなりあれば、EOSの無料手数料の恩恵を傍受することも可能なので、少しづつでもいいので積み立てていきましょう。